アフターピルは日本語では緊急避妊薬とも呼ばれるもので妊娠の可能性があるセックスが行なわれたあとに服用することによって妊娠を阻止するというものです。
基本的な作用としては21日間または28日間連続で服用する避妊薬と同様に女性ホルモンが含まれており、女性ホルモンを体内に吸収することで脳下垂体に影響して血中の女性ホルモンを増やします。

妊娠をしなくなる仕組みとしては女性ホルモンとしては卵胞ホルモンと黄体ホルモンがあり、このうち黄体ホルモンが増えることで脳下垂体が排卵が終わったあとと判断して排卵が起こらなくなります。
さらに黄体ホルモンが増えることにより子宮頸管粘液の性質が変わり、子宮内膜を変化させ妊娠しにくくします。
つまり擬似的に妊娠した状態にすることによって避妊を達成するというもので用法を間違わなければ極めて高い避妊率があり、また母体に与える影響は極めて少なくて済みます。

その一方で女性ホルモンが急激に増えるということはホルモンバランスを崩す原因になります。
このため一般的に行われるピルは避妊に効果があるギリギリの量を21日間連続服用する方法がとられていますが、飲み忘れや何らかの問題によって妊娠の可能性があるセックスをしてしまった場合に利用されるのが女性ホルモンの量が比較的多いアフターピルです。

アフターピルはおおむね72時間以内の服用でなければ十分な効果を発揮することができませんし、妊娠を阻止する確率も100%ではありませんが母体への影響を最小限におさえて避妊できる可能性がある方法です。
またアフターピルの服用方法は2回に分けて服用するヤッぺ法と1回だけ服用するノルレボ法があります。
いずれのアフターピルも時間的な制限がありますが、仕組みとしては女性ホルモンを体内に急激に取り込むことによって妊娠を阻止するというものです。
ヤッぺ法は従来の緊急避妊法であり一定のリスクがあるのに対してノルレボ法ではヤッぺ法の欠点をある程度補ったアフターピルとなっています。

結局ヤッぺ法とノルレボ法どっちがいいのか?

ヤッぺ法とノルレボ法も基本的な作用としては同じですが、比較した場合にはヤッぺ法は母体への影響が大きいとされます。
ヤッぺ法で使われる緊急避妊薬の女性ホルモンの含有量が多く副作用として悪心や嘔吐がよく起きると言われています。
特に十分に成分が体内に吸収される前に嘔吐してしまった場合には追加で服用する必要があります。

また用法も1錠服用したあとに12時間後にもう1錠服用しなければならず飲み忘れのリスクもあります。
ヤッぺ法の全体での妊娠率は3.2%で妊娠阻止率は57%とされておりそれほど高くありません。
ただ費用という面ではヤッぺ法は薬代が5000円程度で、トータルでも1万円程度で行うことができます。

一方でノルレボ法の場合には、ヤッぺ法と異なり1回の服用で済みます。
十分な効果を得るためにはセックス後72時間以内である必要がありますが、1錠しか服用しなくても良いのが最大のメリットです。
さらに副作用が起こりにくいため安全性の高い緊急避妊法として世界中で使用されています。
ノルレボ法の妊娠率は1.1%、妊娠阻止率は85%と高いのも大きなメリットですが、費用は薬代が16000円程度かかるためトータルでは2万円程度とヤッぺ法よりも高くなります。

結論から言えばノルレボ法がもっとも安全で避妊率の高いアフターピルの方法です。
特に副作用の悪心や嘔吐は日常生活に悪影響を及ぼしますし実際のところノルレボ法でも出る可能性がありますが、ノルレボ法ではヤッぺ法と比較しても最小限にしてくれるメリットがあります。
また費用に関しても多少割高になり、薬代だけ見れば3倍程度しますが、病院で検査を受けて処方してもらう場合には診察料や検査費などが掛かるのでトータルでの費用は2倍程度の違いしかありません。